お部屋のソファの上で、
猫さんが後ろ足だけでピシッと立ち上がっています。
前足を背もたれにかけ、
首を長ーく伸ばして
玄関のほうをじっと見つめるその姿は、
まるで小さなミーアキャットのよう。
玄関の向こうから物音が聞こえて、
気になって仕方がないみたいです。
飼い主さんが
「誰かな?配達員さんかな?」と話しかけると、
猫さんはソファからぴょんと飛び降りて
おそるおそる玄関へ。
でもやっぱり怖いのか、
途中でチラリと振り返り、
もう一匹の茶トラ猫さんのそばへ。
「一緒についてきてよ」と
おねだりしているようです。
飼い主さんに
「大丈夫、おやつを届けてくれたんだよ」と
励まされ、猫さんは再び勇気を出して
ガラス扉の前へ。
扉の向こうには、お届け物の段ボール箱。
配達員さんが来てくれていたんですね。
猫さんは届いた箱をじっと見つめ、
周りにはもう誰もいないことを確認すると、
尻尾をピンと立てて
「僕がお家を守ったよ!」と
言わんばかりの誇らしげなポーズ。
最初はドキドキしていたけれど、
最後は立派に番猫として
しっかり警備の役目を果たしたのでした。



