猫好きのふるさと納税「ねこふる」とは?返礼品選びが保護猫支援につながる仕組み

「研ぎカスが出ない」nyansの爪とぎ。猫のしあわせと暮らしやすさをかなえる一台食べるお水で水分補給。犬猫用ゼリーGelletta


ふるさと納税の控除は暦年単位。今年分として申告できるのは、12月31日までに寄付の手続きが完了したものだけです。年末は申し込みが集中して、人気の返礼品は品切れ、発送も年明けになりがち。動くなら秋のうちに。

※締切の扱いは決済方法(クレジットカード・銀行振込など)によって異なります。各サイトの案内をご確認ください。

「うちの猫に新しい爪とぎを用意したい」「家族で楽しめるお菓子も気になる」。そんな返礼品選びが、保護猫活動の応援にもつながったら、ふるさと納税の楽しみが少し広がりそうです。

猫好き向けのふるさと納税サイト「ねこふる」では、猫用品はもちろん、お米やお肉、日用品などからも返礼品を選べます。特徴は、サイトの運営で得た収入を保護猫活動に活用する仕組み。猫と暮らしている人も、飼えないけれど猫を応援したい人も参加できます。

どのように猫助けにつながるのか、誰が運営しているのか、申し込みはどう進めるのか。初めて利用する方に向けて紹介します。

※記事内の画像はAIで生成したオリジナルのイメージイラストです。実際の返礼品や施設とは異なります。

目次

ねこふるとは?猫好きと地域をつなぐふるさと納税サイト

「ねこふる」は、猫をきっかけに返礼品や地域の取り組みに出会えるサイトです。

運営はネコリパートナーズ。ふるさとチョイスと連携

企画・運営を担うのは、株式会社ネコリパブリックの子会社、株式会社ネコリパートナーズです。ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクと連携し、同サイトの仕組みを活用しています。

猫好き向けの独自の特集から探せる一方、寄付や税額控除は通常のふるさと納税の制度に沿って行います。ねこふるを利用するための追加料金はかかりません。

猫用品も、家族の食卓にうれしい品も

猫砂や爪とぎなどの実用品に加え、猫をモチーフにしたスイーツや、猫カフェで過ごせる体験も掲載されています。

猫とは関係のない食品や日用品も選べるため、「猫を飼っていないと利用しにくい」ということもありません。愛猫用の品を探す日もあれば、自分へのごほうびを選ぶ日があってもよさそうです。

返礼品選びが保護猫支援につながる仕組み

ねこふるでの寄付には、自治体を応援する役割に加えて、サイトの運営収入を通じて猫の保護活動を支える仕組みがあります。お金の流れを知ると、支援の内容も理解しやすくなります。

サイト管理手数料収入の70%を保護猫活動へ

公式サイトでは、ネコリパートナーズが自治体から受け取るサイト管理手数料収入のうち70%を、保護猫活動に活用すると説明しています。

お金の流れを整理すると、次のようになります。

  1. 利用者は、選んだ自治体へふるさと納税をする
  2. 自治体は、定めた使い道に沿って寄付金を活用する
  3. 運営会社は、自治体から受け取るサイト管理手数料収入を原資に保護猫活動を支える

「寄付した金額の70%が、そのまま保護猫団体に渡る」という意味ではありません。支援に充てられるのは、運営会社が得るサイト管理手数料収入です。

なお、配分は事業状況などに応じて見直す場合があると案内されています。

目指すのは、全国に猫を守る拠点を広げること

ネコリパブリックは、猫の保護や譲渡、レスキューなどに取り組んでいます。ねこふるの公式サイトでは、47都道府県すべてに、地域の猫を守る拠点と仕組みを広げる目標を掲げています。

返礼品を選ぶことが、猫が安心して過ごす場所や、新しい家族と出会う機会を支えることにつながる。そんな関わり方ができるのが、ねこふるの特徴です。

返礼品や寄付金の使い道から、猫助けを選ぶことも

サイトの仕組みを通じた応援に加えて、返礼品そのものや自治体の事業から、保護猫活動とのつながりを探すこともできます。支援の内容はそれぞれ異なるので、紹介ページを読んで選びましょう。

猫用品をきっかけに、作り手のいるまちを知る

千葉県館山市は、ねこふるへの返礼品掲載を発表しています。紹介されているのは、猫が爪をといだり、くつろいだりできる「カリカリーナ」。手がける事業者は館山市に本社と工場を構えています。

「この爪とぎ、うちの猫が好きそう」。そんな興味から、地域のものづくりに出会えるのも返礼品選びの楽しさです。

館山市は海産物なども掲載し、猫をきっかけに食や観光にも関心を持ってもらうことを目指しています。

寄付の使い道を保護猫の事業に指定する

岐阜県飛騨市には「保護猫の命を守る学校 ~子供たちの力で猫の殺処分ゼロへ~」という使い道があります。

ねこふるの特集では、この使い道を選ぶと寄付金の4割がプロジェクトに活用されると案内しています。

返礼品は飛騨市の好きなものを選べるため、猫用品を必要としていない人にも取り入れやすい方法です。申し込み時には、応援したい事業が選択されているか確認しましょう。

出典:飛騨・猫と学ぶ命の学校プロジェクト

商品に支援の仕組みがある返礼品も

猫用品やお菓子のなかには、商品代金や売上の一部が保護猫活動に役立つと説明されている品もあります。

「かわいい」「使ってみたい」と思った品の背景を、もう一歩読んでみるのもおすすめです。

ただし、猫モチーフの商品すべてに個別の寄付が付いているわけではありません。サイト経由の支援と、商品ごとの支援は分けて確認してください。

【関連記事近日掲載予定:ねこふるで選ぶ猫好きの返礼品7選|猫用品・お菓子・保護猫カフェ】

ねこふるの使い方と、寄付前に確認したいこと

気になる返礼品が見つかったら、控除上限額や届け先、配送時期を確認して申し込みへ進みます。ねこふるは、途中でふるさとチョイスへ移動する流れです。

申し込みと決済は、ふるさとチョイスへ進む

申し込みから控除の手続きまでは、次のように進めます。

  1. 控除上限額の目安を確認する
  2. ねこふるで返礼品を選び、「寄付を申し込む」へ進む
  3. 移動先のふるさとチョイスで寄付カートに入れ、案内に沿って決済する
  4. ワンストップ特例または確定申告で、控除の手続きをする

公式ガイドでは、移動してから申し込み完了までに24時間以上経過したり、端末を変えたり、ブラウザや端末のデータを削除したりすると、ねこふる経由の寄付と判定されないことがあると案内しています。

同じ端末で、流れに沿って手続きを進めましょう。

ねこふるの公式ガイドで手順を確認する

自己負担2,000円には、控除上限額と申請の条件がある

ふるさと納税は、一定の上限まで、年間の寄付額から2,000円を差し引いた額が所得税・住民税から控除される制度です。

上限額は、その年の所得や家族構成、ほかの控除などによって変わります。寄付時には寄付額の全額を支払い、あとから税の還付・控除を受ける点も覚えておきましょう。

確定申告が不要で、寄付先が年間5自治体以内などの条件を満たす場合は、ワンストップ特例を利用できます。医療費控除などで確定申告をする場合は、ワンストップ特例を申請した寄付分も含めて申告が必要です。

制度の確認:国税庁「ふるさと納税(寄附金控除)」

返礼品を選ぶ時間も、猫とのつながりに

愛猫のための品を選ぶことも、自分がおいしく食べるものを選ぶことも、ねこふるでは保護猫活動に関わるきっかけになります。

まずは自分の控除上限額の目安を確認して、気になる返礼品や地域の特集をのぞいてみてはいかがでしょうか。

「猫が好き」という気持ちから、まだ知らなかったまちとのつながりが生まれるかもしれません。

ねこふるで返礼品を探す

この記事の執筆者 / 監修者

らみえる
らみえる
動物専門・ペット特化のWebライター・ディレクター・デザイナー。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、大手企業で広報や編集校正の仕事を経て、猫専門ペットホテル・キャッツカールトン横浜代表、動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。
幼少期から犬やリス、うさぎ、鳥、金魚など、さまざまな動物と共に過ごし、現在は4匹の猫たちと暮らしています。デザインと言葉で動物の魅力を発信し、保護活動にもつなげていきたいと思っています。
  • URLをコピーしました!
目次