「自分だけの空間がほしい」
そんな猫さんたちの気持ちをくみ取って、
飼い主さんが考えたのは──
床にテープを貼って“枠”を作ること。
一見ただのテープなのですが、
猫さんにとっては
「ここからここまでが自分のスペース」という
立派な“別空間”に見えるようです。
さっそく、その枠の中に入ってみた猫のルルさん。
中に入った瞬間、背筋をピンと伸ばして
キリッとした表情!
「今、別空間に入った…!」
ところがその後、
一歩踏み出せば簡単に外へ出られるのに、
なぜか立ち止まって困り顔。
床のテープをじーっと見つめて、
「この線…越えていいんだっけ?」と
悩み始めてしまいました。
しばらく考え込んだあと、
ほかの猫さんが普通に枠を出入りしているのを目撃。
それを見てようやくルルさんも
「出てもいい空間なんだ!」と理解した様子です。
……とはいえ、
その後も枠に入るたびに
毎回ちょっと戸惑うルルさん。
入る → 固まる → 考える、の繰り返し。
ただのテープなのに、
毎回こんなに可愛い
リアクションを見せてくれるのでした。



