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絵本『ぐうたらねこ』について

『ぐうたらねこ』は、猫と一緒に過ごす日常の中にある、何気なくて、でも確かに愛おしい時間を描いた絵本です。
特別な出来事が起こるわけではないけれど
ただ、そばに猫がいて、同じ空間で同じ時間を過ごしている。
その静かな安心感や、ふと目に入るしぐさのかわいらしさが、やさしい絵と言葉で丁寧に描かれています。
『ぐうたらねこ』をのぞいてみよう
物語のはじまりを、絵本のページから少しだけご紹介します。
はるくんの目線で描かれる猫の「ぐうたら」との時間を、ぜひのぞいてみてください。


© ひがし ちから
はるくんの気持ちと「ぐうたら」のぐーちゃんのやり取りは、このあと絵本の中で続いていきます。
作者インタビュー|ひがし ちからさんに聞く『ぐうたらねこ』
猫と暮らす日常の中から生まれたという『ぐうたらねこ』。
作者のひがし ちからさんに、この絵本が生まれたきっかけについてお話を伺いました。
ひがしさんは現在、3匹の猫と暮らしながら日々を過ごしています。
そんな暮らしの中から生まれた思いを、今回のインタビューで聞いてみました。



ひがしさんと暮らす猫たち
絵本が生まれたきっかけと、「ぐうたら」という名前について
『ぐうたらねこ』は、どんなきっかけで生まれた絵本なのでしょうか。
ひがし ちからさんおそらく飼い主全員が思っているであろう
『みてみて〜、うちのネコちゃん世界一かわいい〜!』
っていうのを絵本でやりたかったからですかね。
続いて、印象的なタイトルについて込められた想いも尋ねました。
ひがし ちからさんうちに猫3匹いるんですが、全員15才超えてて老猫なんです。
ほとんど走りもせず、ご飯を催促する時とトイレ以外は大体寝てるんですね。
まあ擬態語でいうと、『ぐで〜ん』とか『ごろ〜ん』とか『だら〜ん』としてるわけです。
そんな猫たちにぴったりの言葉が『ぐうたら』だった。
語呂も良いし可愛げもあって、思いついた時はこれだ!と思いましたね。
モデルになった愛猫・にゃったちゃんとの日常の中で、
「この瞬間は、そのまま絵本に出てきそうだな」と感じることはありますか?
ひがし ちからさん僕が猫にキュンとなる瞬間は、寝起きの寝ぼけ眼でこっちをみてる時とか、明後日のほうを見ながらクッションをふみふみしている時とか、舌をしまい忘れてた時なんです。
猫好きの大人には「わかる〜」と言ってもらえそうだけど、
子どもたちにはまだ難しい(笑)
なので絵本にというよりはエッセイ漫画とかにはなりそうだな〜というのは多々あります。
読者の方から届いた声の中で、特に心に残っているものがあれば教えてください。
ひがし ちからさんやっぱり「ぐーちゃんの仕草が可愛い」とか「猫が飼いたくなりました」などの感想を頂けると嬉しいですね。
愛猫家のひがし先生が、特に好きな猫のしぐさを教えてください
ひがし ちからさんあ、前の質問で言っちゃってた。
まあ仕草というか好きなのは、眠そうな瞬間とか、ふみふみとか舌しまい忘れですね。
とにかく猫が安心して暮らせてるなと感じられるのが最高ですね。
この絵本を、これから初めて手に取る方に、どんな気持ちで読んでもらえたら嬉しいですか?
ひがし ちからさん猫を飼っている方は、「よそんちの猫はどんな感じかな、まあうちの猫が一番可愛いけどな!」と思ってもらいながら。飼っていない方は、読むと猫と一緒に暮らしたくなるかもしれないので然るべき心構えで読んでもらいたいですね。
愛猫家のひがし ちからさんらしい、猫へのまなざしが随所に感じられるインタビューでした。
何気ない日常の中にある「かわいい」を、そのまま大切にすくい取っていることが伝わってきます。
『ぐうたらねこ』が、そんな時間の延長線上にある絵本であることを感じさせてくれました。

ひがし ちからさんと
絵本のモデルになった愛猫の
「にゃった」ちゃん。
1972年、大分県生まれ。
筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン科卒業。
絵本の作品に『えんふねにのって』『ぼくのかえりみち』『いま、なんさい?』(以上、BL出版)、『ぼくひこうき』(ゴブリン書房)、『ユキコちゃんのしかえし』(偕成社)、『おむかえ』(佼成出版社)など多数。挿絵に『だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ』(偕成社)、『魔女ののろいアメ』(PHP研究所)などがある。
猫と暮らすこと25年。2匹の猫を見送り現在保護猫3匹(白黒ハチワレ2匹、長毛茶白ハチワレ1匹)と暮らし中。
3匹共に今年で15才超え。
お知らせ|青猫書房にて原画展を開催します(サイン会・トークイベントあり)
猫の本もたくさん扱う書店、子どもの本 青猫書房さんで、絵本『ぐうたらねこ』の原画展を開催します。
愛猫家の絵本作家・ひがし ちからさんが、おうちの猫をモデルに描いた「ぐーちゃん」。猫好きにはたまらない、しぐさやポーズが詰まった絵本の原画を、ぜひ間近でご覧ください。

原画展 開催概要
- 期間:2026年2月4日(水)~3月2日(月)
- 会場:青猫書房
- 住所:東京都北区赤羽2-28-8 TimberHouse 1F
- TEL:03-3901-4080
- 営業時間:11:00~18:00(日曜 17:00まで)
- 定休日:火曜日
- 公式サイト:https://aoneko-shobou.jp
トークイベント
原画展期間中、著者・ひがし ちからさんのトークイベントを開催します!
- 日時:2026年2月22日(日)13:30~
- 会場:青猫書房 店内
絵本『ぐうたらねこ』が出来たきっかけ、ぐーちゃんのモデルになった猫さんのお話しなど、
なかなか聞けない絵本製作のお話を伺う、貴重な機会です。
1時間ほどのトークの後、サイン会も開催します。
ぜひご参加ください。
前回の紹介記事はこちら
絵本『ぐうたらねこ』の発売当時の想いや、制作背景を紹介した前回の記事も公開しています。
あわせて読むことで、本作の魅力をより深く楽しんでいただけます。
まとめ
『ぐうたらねこ』は、猫と暮らす日常の中にある、ささやかな幸せをそっとすくい取った絵本です。
何か特別な出来事が起こるわけではなく、ただ同じ時間を過ごしているだけの場面が、やさしい絵と言葉で描かれています。
猫と暮らしている方も、猫のいる日常に少し興味を持っている方も、ページをめくるたびに心がゆるむ一冊です。
この機会に、ぜひ『ぐうたらねこ』の世界に触れてみてください。

