パナソニック保護犬猫譲渡会2023訪問記!坂上忍さんのトークショーもきいてきました

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目次

パナソニック保護犬猫譲渡会に行ってきました

2023年4月30日もパナソニック保護犬猫譲渡会があるよ!ぜひ行ってみてねー!!

2023年4月29日(13:30ー)パナソニック保護犬猫譲渡会保護犬猫譲渡会に行ってきました!

30日も譲渡会があるので行く人もいる方と思い、まずは速報です!! 

■名 称:「パナソニック保護犬猫譲渡会2023」
■日 時: 2023年4月29日(土)30日(日)10:00〜18:00
■実施内容: 譲渡会(犬・猫)、写真展、ペット家電の展示・体験、チャリティマーケット

〒135-0063 東京都江東区有明3丁目5番1号
<アクセス>
・交通:りんかい線「国際展示場駅」徒歩2分
新交通ゆりかもめ「有明駅」徒歩3分
※駐車場の準備はございません。予めご了承下さい。

トークセッション「保護犬・保護猫、動物たちと暮らすこと」

<4/29(土)13:30〜14:30>

ゲスト:
一般社団法人さかがみ家 代表 坂上忍 様
一般社団法人おーあみ避難所 代表 大網直子 様
保護猫カフェ「ねこかつ」代表 梅田達也 様

■主 催:パナソニック株式会社
■後 援:環境省 (申請中)
■協 力:朝日新聞社 sippo編集部
■会 場:パナソニックセンター東京

開催時間・参加団体

4月29日 (土) 第1部〈犬〉10:00~13:10

・NPO法人「アルマ」(東京)
・一般社団法人「おーあみ避難所」(神奈川)
・毛玉のおうち(東京)
・一般社団法人「さかがみ家」(千葉)※11:20~13:10
・WAN’S LIFE湘南里親(神奈川)
・NPO法人「スモールライフプロテクション」(東京)

4月29日 (土) 第2部〈猫〉14:50~18:00

・一般社団法人「おーあみ避難所」(神奈川)
・浦和キャッツ(埼玉)
・NPO法人「けだ・まも」(東京)
・一般社団法人「さかがみ家」(千葉)※14:50~16:40
・保護猫カフェ「ねこかつ」(埼玉)

4月30日 (日) 第1部〈犬〉10:00~13:10

・NPO法人「アグリドッグレスキュー」(埼玉)
・認定NPO法人「アニマルレフュージ関西-東京ARK-」(東京)
・いぬ助け(千葉)
・Gundog Rescue CACI(千葉)

4月30日 (日) 第2部〈猫〉14:50~18:00

・NPO法人「ねこけん」(東京)
・一般社団法人42825(よつやねこ)(東京)

会場の様子

パナソニックセンター東京の外観

パナソニックセンターの外観です。国際展示場駅駅を出ると右手にすぐ見えます。

国際展示場の駅を出るとすぐに右手に見えるガラス張りのパナソニックセンター

会場入口に掲げられた看板ですぐに「パナソニック保護犬猫譲渡会」とわかります。案内の方も立っていましたよ!

午前の部:犬の譲渡会

小型犬から大型犬までたくさんいました。

柴犬かミックスかな?

こんな風に保護犬猫の情報がケージやボードで掲示されています。それぞれの保護団体さんにふだんのお世話やその子の性格などを聞いてみてくださいね。

午後の部:猫の譲渡会

かわいい子たちがたくさんいました

猫はみなケージに入った状態です。

それぞれの猫の上にプロフィールがあります。QRコードを読み取るとかわいい動画も見られます!

お声がかかったとのこと、よかったよかった!

わたしがかわいいなあとおもったこの「ごろせん」くん。大きな体ですやすや寝ていました。ベロがちょっとでていてほんわか。

保護されたときは細かったようです。

1匹でも多くの犬や猫が里親さんのもとにいけますように。

写真展保護犬・保護猫の写真展「みんなイヌみんなネコ」「SNS写真コンテスト

パナソニックのホールでは写真展をやっていました。

かわいいですね。

パナソニックペット家電3製品の紹介

パナソニックではペット用の家電として3製品をご紹介しています!

大企業が保護活動に関わってくれることに意義がある

パナソニックではジアイーノ、ペットカメラ、掃除機などを寄贈しています。

  • ジアイーノは施設の消毒消臭に。
  • 見守りカメラはネコのお世話をしている間にイヌの様子を観察するなどに活用。
  • 掃除機はゴミを自動で処理してくれるのが便利

コードレススティック掃除機

コードレススティック掃除機。名前の通りコードがない掃除機なので、らくらくです。髪の毛やペットの毛がからまりにくい。実際にゴミを吸う様子も実演してくれましたよ。

旧式な掃除機に比べると、コードがないのはとても扱いが楽だと思います。

空間除菌脱臭機「ジアイーノ」体験ブース

次亜塩素酸による優れた除菌/脱臭効果に、加湿機能も搭載。

ジアイーノの展示です。

パナソニックの消臭ジアイーノの体験コーナー。

①左のブース1,2では生のにんにくをおいた部屋の臭いと、ジアイーノを作動させた部屋の臭いを比較

②右のブースではペットフードをおいた部屋の臭いと、ジアイーノを作動させた部屋の臭いを比較

実際に左側の室内は開けた瞬間に「くさっ」となりますがl、右の方はプールの塩素のような臭いがします。でも作動が終われば臭いはなくなるとのこと。

花粉/ハウスダスト/ペットの抜け毛の集じんまでしてくれます。動物病院や保護団体などの現場で大活躍。ペット飼育世帯の「今後も使い続けたい」が98.2%。

お手入れは基本週に1度中のフィルターを水洗いってなことを説明していただきました。

ペットの様子を確認できるペットカメラ

  • スマホでカメラを上下左右に動かしたり、ペットの動画を保存できる
  • 自動的にペットの動きを検出して、カメラが左右に動く
  • 自動転倒防止ー横から猫パンチ、犬パンチをされても動きません。でも人間が上からヒョイと持ち上げるのカンタンな、不思議なしくみ。(ちょうど家のカメラもうちのネコにいたずらされてうごきます)
  • 行動のログをとって、1週間の動きを35秒にまとめます

説明を聞くとくじ引きができます!

上の3つの製品について説明を聞くと、抽選券をいただけます。3つひいて、B賞のエコバック2個とウェットティッシュでした(*^^*)

かわいいです♡

その他のイベントブース

写真撮影コーナーです。

チャリティーマーケット

いろいろ売っております。保護団体さんからの出品はそのままチャリティーになるので積極的に購入。

メーカーや保護団体からの物販コーナー。

このケーキかわいい!

スタンプラリーやイベントブースでいただいたもの

スタンプラリーを3つ集めて、かわいいサコッシュ(スマホなどが入る大きさのポーチ)を頂きました!このサコッシュは優秀。

  • ロゴがかわいくさりげなく保護活動もアピール
  • サイドポケットもついている
  • 黒なのでどんなファッションにでも合う
  • シンプルで洗練されている
  • 裏面は何も書かれていないので裏返せば場所を選ばない

ヒルズのブースでは会員登録をするとフードのサンプル1袋。1000円の募金でフードサンプル2袋とトートバックのセットをいただけました。

エステーペットでは新発売のトイレ。汚れ防止、防臭抗菌加工をされて使いやすいトイレです。ペットシーツのサンプルをいただきました。

トークセッション「保護犬・保護猫、動物たちと暮らすこと」

4月29日(土)13:30〜 トークセッションがありました。正式なトークセッションの記録は朝日新聞社のSIPPOさんから出ます!

発言はあくまでわたしの要約ですので、具体的に誰の発言だったのかは、朝日新聞のSIPPOさんを読んでくださいね。

ゲスト写真右から:
一般社団法人さかがみ家 代表 坂上忍 様
一般社団法人おーあみ避難所 代表 大網直子 様
保護猫カフェ「ねこかつ」代表 梅田達也 様

2023年4月29日(13:30〜)良い肉球の日ー家族と暮らす動物の幸せを考える日に、昨年と同じ日に2回目の開催。

パナソニックでは動物保護団体にジアイーノを寄贈する中で、譲渡会を開く場所が欲しいとの要望でこの保護犬猫譲渡会が始まりました。

坂上さん、大網さん、梅田さんが動物保護活動を始めたきっかけ

坂上さん:

自宅でわんちゃん猫ちゃんと暮らすうちに、色々なことを知りたくなった。その中で大網さんや梅田さんなどと知り合うことでさまざまな現状を知り、保護活動について考えるように。

「以前より、晩年は動物のために何かできることに時間を使おうと考えていました。

坂上どうぶつ王国という番組のMCを始めてから5年。V番組を始めた当初から保護ハウスを建てたい、建てます!!という気持ちからスタートしています。

大網さんや梅田さんなどの長年動物に向き合っていた方々と話ができる環境を設けていただき、長年自分の生活を犠牲にしながら活動を続けている大網さんが 「果たしてこれは正解だったんだろうか。私の人生これでよかったんだろうか」とポロっと発言しました。

なぜこの人たちが報われないのかという思い、それで(保護活動に対して)腹をくくりました。」

大網さん:

もともと動物は好きでTNRや里親探しなどはしていましたが、どっぷり保護活動をする気持ちはありませんでした。しかし2011年に未曾有の東日本大震災が起こったときに、震災に見舞われた地域では人間が避難しても、動物たちが取り残されてしまったということに、福島県出身の大網さんはいても立ってもいられなくなったそうです。


大網さんがあるとき「被災地の動物を救出します」という山路徹さんのTwitterをみて、お手伝いを申し出たのが始まり。

大網さんの写真:被災後2週間の時に警戒区域内に入ったとき

「人に飼育されていたわんちゃん達なので、人が恋しくて走って寄って来ていています。お腹が空いているはずなのに、人間の方を恋しがっていました。

知らない人に預かってもらうとそわそわして落ち着かないのが普通なのに、保護した犬は車の中でも安心して熟睡していました。」

梅田さん:

生まれた問から猫がいる環境で育ち、自分がいつかは保護施設を持ってどっぷり保護活動をするという思いを捨てられず動き出しました。

「好き嫌いを考える前に生まれた時から家に猫がいました。近所で捨てられる猫も周りにいて、野良猫もたくさんいた。昔は石をなげる、虐待なども普通に多かった。家の猫、野良猫、繋ぎっぱなしの犬、、それらの違い、ギャップを感じた。保健所で殺処分される数も昔は多かったです。


殺処分の犬がたくさんいるのに、一方で繁殖してペットショップで売られている動物もいて、その現実に子供ながら疑問を抱いていました。
賃貸、母子家庭などの理由で大人になってTNRしかできなかったのですが、いつか自分の施設を持ちたい、一生に一度はどっぷり保護活動をしたいと思っていました。

寄付で保護活動をするのは日本では難しいと感覚的に分かってはいましたが、保護猫カフェならどうにかできるのかと「ねこかつ」を開業して、10年経過しています。」

大網さんのレスキューの様子

大網さんの実際のレスキューの様子を写真で見せてくれます。

写真①排水溝に落ちた猫を救出する様子

大網さんの写真②トラバサミに捕獲されてしまった猫を救出する様子


1枚目)空き家の軒下に黒猫がいて、横穴から入って救出をしようとする様子
2枚目)トラバサミが仕掛けられていてそれに挟まってしまった状態
3枚目)レスキューされた猫

写真③多頭飼育で41匹まで増えてゴミ屋敷のようになっている様子



こちらのケースでは、猫を夫婦で飼育していたのですが、奥様の方は15年前に亡くなってしまいました。どんどん増えてしまい、長年の蓄積で糞尿が50cmほどに。ご主人は自宅で寝る場所がなくなり、車で寝ていました。保護当時は41匹ほどになっていました。

犬・猫の引取処分の状況

行政の引き取り処分についても説明があります。


動物がセンターに収容されると、通常は1週間の期限をもって8日目で殺処分。安楽死ではなく、ガス室で苦しみながらです。10年前に比べたら桁は下がり、少なくなりました。それでも昨年2022年は14457頭の動物が殺処分されています。

避妊去勢をしていないために子猫が生まれてしまい、乳飲み子、生後二ヶ月程度の子猫の殺処分数が多いです。

実際には保護団体が無理してでも殺処分にならないようにと、センターから里親を探すために引き受け続けて、殺処分がゼロになっているケースも多いのです。

行政が持ち込まれた動物を引き取らないことがあり、もし持ち込まれた動物を全部引き受けた場合、(データがあるわけではないのですが)3倍前後になるという話もあります。

まだまだ現実は厳しいのです。行政の職員さんは転勤や配置換えがあるので、なんとかその時間をやり過ごそうという人も多いのですが、行政の中でがんばっている職員もいて、そういう方には辛すぎる仕事です。いずれこのような仕事を無くさなければいけないですね。

坂上忍さんの「動物のお世話をする人が守られ、むくわれるように」動物保護とビジネスにかける思い

保護動物にはとにかくのお金がかかります。特に医療費は莫大なお金がかかります。

フードが食べられているかどうかの管理、避妊去勢、ワクチン、ウィルス検査など医療には多額の費用が必要です。

保護動物の里親となってくれる人にバトンを渡すまでお世話です。人を知らずに育った猫は慣らしていきます。保護した以上は最後まで見るという気持ちでいるので、譲渡ができなかったからと言って途中で投げ出すことはありません。

昨年の保護ハウスの開業でで2000万の赤字という記事がありましたが、現在は経常損失が一昨日の報告で3200万円でした。今年度は黒字に持っていきます。

現在、犬の数5、猫30弱(生まれたばかりの子がいるので) に対し、従業員数は13人です。

元々、死ぬほど働いて、なにかに一生懸命注ぎ込みたいと思っていました。

坂上家では自力運営にこだわっていて、収益を上げる、動物を保護ケアすることをめざしています。ビジネスにトライして成功して、モデルケースになればと思って頑張っています。


「いち動物好きのおじさんとして勉強の年は終わったので、今年はフル稼働で頑張りたいです。」

なつかない子もかわいい、最後まで面倒を見てくれる人の家庭に迎えてほしい

懐かない子もかわいいです普段懐かない子も、チュールで寄ってきます。そしてパンチで殴られる(笑)。

でも次の年にはパンチをしなくなり、また距離が近づきます。なつくまで1年2年とかかるような子もいるけれど、その過程がかわいいんです。大人の猫のかわいさです。

里親さんになってほしいのは、とにかくいい人!!最後までとにかく看取るところまで責任もって飼ってくれる人のところにもらわれてほしいです。

話を聞いて広めるだけでも保護活動。大人が子供に保護動物の伝えることも大事


例えば自分では飼育できなくても、話を聞いて他の方に伝えるのも保護活動に参加していることになります。

この壇上にいる坂上さん、大網さん、梅田さんの平均年齢も高いです。次世代の子どもたちに期待したいものの、まず大人ががんばらねばいけません。大人が子供に保護動物のかわいさを伝えてほしいです。

最後に坂上さんから彼女さんへの感謝を

坂上家のどうぶつの数が増えている中で、彼女さんには本当に感謝感謝です。彼女さんがいないと成り立っていません。愛情ですね。愛情をお返ししています。

ーーーーーー

坂上忍さんは自分たちが先頭に立って動物保護活動を広めていきたい、という気持ちが伝わる時間でした。また、保護団体の大網さん、ねこかつの梅田さんは、2011年の東日本大震災のときから息を長く活動を続けており、本当に頭が下がります。

パナソニックの方も、朝日新聞の方も、他に関わったすべての方々も、保護犬猫譲渡会の開催お疲れさまでした。これだけの規模のイベント、とくに生体を扱うため、準備は本当に大変だったと思います。

1匹でも多くの犬や猫が里親さんのもとにいけますように。

大変良いイベントでした。
今後もたくさんの方に周知されて、このようなイベントが増え、また長く続くことを心より願っております。

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この記事の執筆者 / 監修者

らみえる
らみえる
🐾動物専門・ペット特化ライター&デザイナー
🐾猫専用ホテルキャッツカールトン代表
🐾慶應義塾大学卒
🐾動物取扱責任者・愛玩動物飼養管理士・登録販売者
🐾現在は猫4匹との暮らし。幼少時から犬、リス、うさぎ、鳥、金魚などさまざまな動物と過ごし、生き物を愛してやまない毎日。
🐾前職は大手企業で広報、編集校正やってました。
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