ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END [Higuchi Yuko CIRCUS]の見どころとグッズ紹介!

ヒグチユウコさんを知っていますか?

少しミステリアスで幻想的な作品は、一度見ると忘れられないインパクト。近年ではGUCCIとコラボしたバックやTシャツなども手がけています。

令和元(2019)年から全国9箇所を巡回してきた「ヒグチユウコ展 CIRCUS(サーカス)」は、いよいよ東京の令和5(2023)年2月からの巡回で最後、フィナーレを迎えます。総計1500点の展示物は圧巻。

わたしはヒグチユウコさんが大好きな反面、少し怖いなあとも思っていたのですが…実際に展覧会で原画の数々を見て、美しい世界にすっかり魅了されて帰ってきました。

この記事ではわたしなりに見どころや感じたことをお伝えしていきます。展覧会は4月10日(月)まで。会期中は無休です。ぜひお時間をとって匕グチユウコさんの世界を全身で感じてほしいです。

目次

ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL ENDの見どころをご紹介!

合計1500点のヒグチユウコさんの作品を一堂に展示している、まさに「集大成」ともいえる展覧会。原画のみならずフィギュア、メイキング映像、初の短編アニメーションなど見どころが多いです。

1つずつの絵をついじっくり見て「こんなとこにこんなキャラが!」なんて感動しながら、閲覧は気づけば2時間以上かかりました。

「ヒグチユウコ CIRCUS」終幕にふさわしい必見映像

これまで全国9都市で開催されきた「ヒグチユウコ展 CIRCUS」では、各開催地(会場)ごとに、オリジナルの作品を描きおろしてきました。

東京展の「終幕」は、美術館の入口にも大きく展示されています。

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「終幕」のメイキング映像では、絵を描き終えるまでの様子を動画で撮影し、早送りで見せてくれます。見る見る間に書き込まれ、色づいていく世界…この精密な絵がどのように完成していくのか、目を離すことができません。

終幕は鉛筆で下描きをして、水彩絵の具で塗るのだとか。まる5日間ほどで制作。

ヒグチユウコさんは黒を塗るときが一番好きなのだそう。

「終幕」の絵画1枚にも「ボリスくん」「ギュスターヴくん」をはじめ、ヒグチワールドには欠かせないキャラ、太陽、一つ目、バラなどの花や草木がギュウギュウに詰め込まれています。

過去の展覧会はこちらでした。

東京 世田谷文学館 2019年1月19日(土)〜3月31日(日)
兵庫 神戸ゆかりの美術館 2019年6月15日(土)〜9月1日(日)
広島 奥田元宋・小由女美術館 2019年9月12日(木)〜11月4日(月祝)
静岡 佐野美術館 2019年11月9日(土)〜12月22日(日)
高知 高知県立文学館 2020年2月1日(土)〜3月29日(日)
愛知 刈谷市美術館 2020年6月2日(火)~7月11日(土)
福岡 福岡市美術館 2020年12月4日(木)〜2021年2月7日(日)
長野 サントミューゼ 上田市立美術館 2021年7月16日(金)〜9月26日(日)
岡山 岡山シティミュージアム 2021年12月19日(日)〜2022年2月23日(水祝)

このように全国を巡回してきたことから人気ぶりがわかります。

ボリスくんとは…

ヒグチユウコさんを知らない方に代表的なキャラクターを2匹ご紹介!

画像右にいるヒグチ家の飼猫であるボリスくんがモデル。ヒグチユウコさんの雑貨店の名前にもなっています。

ギュスターヴくんとは…

「きみは ネコなの? ヘビなの? タコなの?」

ギュスターヴくんとは、ネコの顔、手はヘビ、タコのような複数の脚を持つ不思議な猫。

この2匹をおさえておけば大丈夫!愛嬌たっぷりの2匹がそこにかしこに隠れています。

実際にヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL ENDに行ってみました!

入り口から圧倒されるヒグチユウコワールド。

館内は写真撮影可能エリアが限られているとのことでしたが、思ったより許可エリアは広かったです。いくつかピックアップしてご紹介します。

赤ベースの展示。

平日は比較的見やすかったです。

こちらは黒系の展示エリア。このあたりはわたしはちょっと怖いエリアでした。少しホラーな雰囲気です。

ヒグチユウコさんは楳図かずお先生が大好き。作風も影響を受けているのでしょうね。わたしは楳図かずおさんの漫画を子どもの頃に読んで、気絶しそうなほど怖かったです。

「ギュスターヴくん」が描かれたクッションを置いた和室。日本調です。

ヒグチユウコさんが描く猫はスタッフさんの猫などのモデルがいる事が多いとのこと。

個人的なお気に入りの物語

どの作品もそれぞれに味がある中で、個人的にとても好きだったのは、昔からの神話や物語をベースにした絵でした。

たとえば12星座。星座というのはギリシア神話をモチーフにしています。

右側がわたしの星座、みずがめ座。みずがめ座は神々の食卓で美酒(ネクタル)を注ぐガニュメデスの姿だといわれています。

風神雷神の屏風(ふすま)です。人間の大人の身長くらいの高さ、これどこかの由緒あるお寺に飾ってあってもおかしくありませんね。

鳥にも哺乳類にもなれなかったコウモリ、遠野物語という昔からある怪談など、お話と絵がマッチして、なんともいえないゾクゾク感が。

個人的な事情にて興味をそそられた「こけし」。わたしの母は東北の出身で、実家の玄関に山のようなこけしがあり、うっかり触って将棋倒しならぬこけし倒しで大変なことに。

狛犬です。本当に上手な人は何を描いても上手というのを、今さら納得します。線画が細かくてよく見ようと近づきすぎ「あまり近づかないでください」と注意されてしまいました。

「細かさには自信があります」とヒグチユウコさんの言葉が作品のどこかに書いてありました。

GUCCIとコラボレーション!

ヒグチユウコさんは日本限定でグッチのコレクションに登場しています。

2018年のチルドレンズコレクションを皮切りに、数々のデザインを発表。

芸術作品です。

チケットも美術作品、全部で37種類!

サーカス展のチケットも大人気。

どれをもらえるかは選べないようで、無作為に渡されました。

色違い柄違いで37種類。コレクションボックス(19,800円)を購入すると含まれています。

限定オリジナルグッズも大人気!

グッズもただのグッズにあらずインテリアとしても存在感、抜群。

わたしはCIRCUS展限定のグラスを購入。グラスは全部で6種類。このグリーンは今回の東京に合わせて描き下ろしたもの。

こぶりなグラスで使いやすそうです。

連れが購入していたものです。画集いらないくらい綺麗ですね。展覧会で購入できるグッズは日によって違ったり、売り切れていたりするので、どんな作品に出会えるのか、楽しみです。

ヒグチユウコのオリジナルグッズ

このスカーフ素敵です。

みなさん爆買するする、です笑。

夢のあるガチャガチャ

ガチャガチャコーナーも大人気で、フィギュア、マグネット、キーホルダーがありました。

1回500円。ガチャガチャって夢があって楽しいですね。これも連れのガチャガチャ戦利品。うちの猫に似たキーホルダーを無事に入手できてうれしいです。

カフェのオリジナルプレート(限定皿)、限定ポスターとメニュー

カフェで食事やデザートを食べると、オリジナルの非売品のお皿を1枚いただけたのですが、2/22ごろに配布が終了し、わたしは実物を目にすることはできませんでした。

こちらが限定のお皿でした。

現在はB1サイズのポスターをいただけます!これもまたすごい迫力。

B1サイズのポスター。

壮観ですね、もはや個人宅の域を超えるのでは…手前にいる黒猫ちゃんかわいい!

持ち歩く、持ち帰るのも大変なので、お気をつけて!

長めのいい席での素敵なランチ。

2月22日、23日あたりにお皿は品切れになったようです。

何度も通ってコレクションしたり、コンプリートする人もいたり。

一つ目くんのタコライスのインパクトすごいです。

こちらはドリンクです。何度でも行きたくなります。これもかわいいグッズもたくさん買いたい。

物販で4万円以上使った方もいるのも納得。

ヒグチユウコ展CIRUS@森アーツギャラリーセンターのご案内

ヒグチユウコ展は4月10日まで会期中無休です。月曜休館のところも多いのでうれしいです!

ぜひ時間を見つけて、めくるめくヒグチユウコの世界を楽しんでくださいね。

会期 2023年2月3日(金)~4月10日(月)
10:00~18:00
※金・土曜は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
※会期中無休
入場料 一般/大学生・専門学校生2,000円
中高生1,600円
小学生600円
※事前予約制(日時指定券)を導入しています。
※未就学児は無料。。
※障がい者手帳をお持ちの方および付き添い者1名までは、2/6(月)以降は無料。

場所:〒106-0032 東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー



この記事の執筆者 / 監修者

らみえる
らみえる
🐾動物専門・ペット特化ライター&デザイナー
🐾慶應義塾大学卒
🐾会員制ねこ専用ホテル&シッター・キャッツカールトン代表
🐾動物取扱責任者・愛玩動物飼養管理士
🐾現在は猫4匹との暮らし。幼少時から犬、リス、うさぎ、鳥、金魚などさまざまな動物と過ごし、生き物を愛してやまない毎日。
🐾前職は一般企業で広報、編集校正やってました。
🐾多趣味で神社検定とかいろいろ資格あり
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