飼い主に“もしも”のときも安心。イオンペットが新たな後見サービスを提供開始

兵庫ペット医療センターのこと。マルシェ
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保護犬猫の譲渡施設「ライフハウス」でスタート

イオンペット株式会社は、2025年4月18日(金)より、関東3カ所の保護犬猫の譲渡施設「ライフハウス」にて、新たな支援プログラム「ライフハウスペット後見サービス」を開始します。

高齢化社会や単身世帯の増加に伴い、「ペットを迎えたいけれど、万が一のときが不安」という声に応える取り組みです。

このサービスは、健康上の理由や入院など、やむを得ない事情でペットの飼育が続けられなくなった際に、ライフハウスが責任を持ってペットを引き取り、新たな里親を探すというもの。

保護動物の譲渡を行う企業ならではの、命をつなぐ新しい仕組みとして注目されています。


背景にあるのは“終生飼養”の責任と現代の飼育環境の変化

ペットとの暮らしは心を癒してくれる一方で、命を預かる責任が伴います。

動物愛護管理法では「終生飼養」が義務づけられており、飼い主はペットの一生を見届ける覚悟が求められますが、現実には、以下のような課題も増えています。

  • 高齢や持病により、将来の飼育継続に不安を抱える人が多い
  • 入院や施設入所でやむを得ず飼えなくなるケースがある
  • 単身者では後見人が見つからず、譲渡自体が難しいことも

こうした中、「ライフハウスペット後見サービス」は、ペットを迎えたいけれど将来が不安という方にとって、大きな安心材料になりますね。


サービスの詳細と提供店舗

項目内容
サービス名ライフハウスペット後見サービス
提供開始日2025年4月18日(金)
対象ライフハウスから保護犬猫を譲渡された18歳〜70歳の方(原則)
費用年払い 6,600円(税込)
引き取り対象ライフハウスから譲渡された犬猫のみ
提供店舗①ペテモライフハウス ピアシティ稲毛海岸店
②ネコモライフハウス 幕張新都心店
③ペテモライフハウス 越谷レイクタウンmori店

動物と人の「ずっと一緒」をサポート

イオンペットは、これまでも保護犬猫の譲渡活動や適正飼養の推進を行ってきましたが、今回の取り組みはその延長線上にあります。飼い主に“もしも”の事態が起きても、ペットの未来を守る仕組みがあることで、より多くの人が安心して動物との暮らしを始められるようになります。

動物と人との幸せな共生社会を目指すこの新サービス。ペットの将来に備える手段として、注目が集まりそうです。

この記事の執筆者 / 監修者

らみえる
らみえる
動物専門・ペット特化のWebライター・ディレクター・デザイナー。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、大手企業で広報や編集校正の仕事を経て、猫専門ペットホテル猫専門ペットホテル・キャッツカールトン横浜代表、動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。
幼少期から犬やリス、うさぎ、鳥、金魚など、さまざまな動物と共に過ごし、現在は4匹の猫たちと暮らしています。デザインと言葉で動物の魅力を発信し、保護活動にもつなげていきたいと思っています。
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