「保護犬猫ずーっと預かり制度」2023年11月22日(水)に開始!
認定特定非営利活動法人「人と動物の共生センター」が保護犬猫を預かり形式で家庭に迎える「保護犬猫ずーっと預かり制度」を、2023年11月22日(水)のわんわんにゃーにゃーの日より開始いたします。
近年、家庭におけるペットの地位は、従来の「ペット」という枠を超え、まるで家族の一員であるかのような扱いを受けるようになっています。
ペットとしての犬や猫が増加し、子供の人口を上回りました。
①15歳以下の人間の子供の人口 | 約1,435万人 |
②ペットの頭数 | 約1,588万頭 |
(※②)出典:環境省発行 動物愛護管理行政事務提要(調査対象期間:21年4月1日~22年3月31日)
現在、日本では一年間に約5.8万頭の犬猫が保健所に持ち込まれています。
2004年には394,799頭だった犬や猫の殺処分の頭数は、2021年には14,457頭にまで減少しています。(※③)出典:環境省発行 統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
しかし、殺処分数の減少=飼育放棄の減少というわけではありません。
「保健所に持ち込むと殺処分されてしまうから」という理由で、直接、保護団体・ボランティアが引取りの依頼を受けるケースが多く、保護団体・ボランティアには、行き場のない保護動物があふれています。
あふれかえる保護動物と保護動物を迎えたい高齢者
人と動物の共生センターの元にも引取り依頼は多くありますが、頭数には限界があります。
新しい飼い主への譲渡を進める必要があるものの、高齢の保護動物も多く、思うように譲渡は進みません。
保護動物は多くの場合、65歳以上の高齢者に対しては譲渡が難しい状況で、高齢者が願ってもマッチングが叶わないというジレンマが発生しています。
譲渡条件として65歳以上の高齢者のみの世帯への譲渡は原則不可とされているところが多いのです。
高齢者の一人暮らしや高齢者だけの世帯が増え続ける現代。
ペットは高齢者にとって心のより所となり、健康面や精神面でのメリットも大きいとされています。
『保護犬猫ずーっと預かり制度』について
『保護犬猫ずーっと預かり制度』は、人と動物の共生センターから保護犬猫を、無期限で家庭にて預かる制度です。
所有権は人と動物の共生センターのままです。
獣医師を含む動物飼育支援の相談員が、飼育のサポートをしてくれます!
『保護犬猫ずーっと預かり制度』会員
- 会員の年齢や健康状態と見合う年齢の保護犬猫をマッチング
- 人と動物の共生センターから保護犬猫を預かる
- 犬は月5,000円、猫は月3,000円の会費
- 予防医療の提供や、日々の飼育相談を受け付け
- 適正な飼育ができるようにサポート
会員には、基本的に最後まで犬猫の世話をしてもらいます。
でも会員が入院・施設入所・死亡等など何らかの理由により飼育が困難となった場合は、人と動物の共生センターにて犬猫を引き受け、終生飼養。
高齢者は安定した月額費用で、経済的負担を軽減しながら、新しい家族であるペットを迎えられます。
同時に保護された動物たちにも暖かい家庭が与えられるという、双方にメリットのあるシステムが確立されました。
会員条件
会員の条件は以下の通りです。
- お住いの地域が当法人より半径15キロ圏内にある※15キロ以上の場合は別途経費が必要
- 犬猫が飼育できる環境の持家・借家に住んでいる
- 当法人と随時連絡が取ることができる
- 会員様ご自身で犬猫の一般的なお世話ができる。(餌やり、トイレの掃除やお散歩など)
- 餌、消耗品、備品、犬猫の医療などの費用を負担できる
- 飼育環境を確認のための自宅訪問ができる
会員に対するサポート
会員は次のようなサポートを受けられます。
- 保護犬猫のマッチング
- 獣医師を含む専門チームによる LINE 相談
- 定期的な予防医療の提供
- 体調不良時の獣医療の提供(往診あり/会員価格での提供)
- フード、消耗品のお届け(会員価格での提供)
料金体系
入会金 | 10,000円(税込) |
月会費 | 犬5,000円(税込) 猫3,000円(税込) ※予防医療費込み |
予防医療 | 犬:8 種混合ワクチン/ノミダニ・フィラリア予防 猫:3 種混合ワクチン/ノミダニ予防 |
提供範囲 | 当法人事務所より15 キロ以上の場合、サービス提供時に追加料金(交通費)が必要 |

認定特定非営利活動法人 人と動物の共生センター
人と動物が共に生活することで起こる社会的課題の解決を通じて、誰もが他者を思いやることの出来る社会創りに貢献することを理念としています。
本部 | 〒500-8225 岐阜市岩地二丁目4-3 TEL:058-214-3442 |
支部 | 〒689-1425 鳥取県八頭郡智頭町福原19 TEL:058-214-3442 |
理事長 | 奥田順之 (獣医行動診療科認定医、鹿児島大学共同獣医学部 動物行動学 講師、NPO法人 全国動物避難所協会理事長、他) |
設立 | 2012年3月23日 |
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この記事の執筆者 / 監修者

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動物専門・ペット特化のWebライター・ディレクター・デザイナー。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、大手企業で広報や編集校正の仕事を経て、猫専門ペットホテル猫専門ペットホテル・キャッツカールトン横浜代表、動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。
幼少期から犬やリス、うさぎ、鳥、金魚など、さまざまな動物と共に過ごし、現在は4匹の猫たちと暮らしています。デザインと言葉で動物の魅力を発信し、保護活動にもつなげていきたいと思っています。
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