「たんぽぽの里」では、個人宅の多頭飼育崩壊から111匹ものチンチラを緊急レスキューをしました。
「たんぽぽの里」は、相模原市に拠点を置く動物愛護団体。 地域猫や多頭飼育崩壊などの猫たちを救い、行政や近隣の動物病院などとも連携し、猫たちの新しい家を見つけるための活動などを行っています。
ボランティアでお手伝いしたいけどどうしたらいいのかなぁ?
実際に「たんぽぽの里」のボランティアに参加したMさんに、実際にどんなことをするのか、教えてもらいました。
この記事を参考にして、ぜひボランティアに参加してみてくださいね。
最新情報は必ず公式サイトなどでご確認してください。
多頭飼育崩壊の現状:111匹のチンチラをレスキュー
Q: 「たんぽぽの里」は現在、どのような状況ですか?
Mさん:
「たんぽぽの里」にはもともと保護された猫たちがいるのですが、今回さらに多頭飼育崩壊から111匹のチンチラのレスキューが発生しました。
行政や動物病院なども連携しながら、避妊去勢・ワクチン・シャンプーなどをしながら保護をしているのですが、シェルターに移動した猫のお世話をする人も足りていない状態です。
猫たちのフードやお掃除などのボランティアを募集していたので、参加してみました。
朝早く・夜遅くでも、1時間でも、数時間でもお手伝いしてくれる人を緊急募集しているんだね!
【実践編】ボランティアで実際にどんなことをするの?
Q: ボランティアとして参加した場合、具体的にどんな作業をするのですか?
Mさん:
「たんぽぽの里」のボランティア活動では、猫たちのお世話を中心にさまざまな作業を行います。例えば…
- ケージの掃除:猫たちが過ごすケージの清掃を行います。トイレの砂を取り替え、ケージ内を拭き掃除します。
- 猫のブラッシング:毛が絡まった猫たちのブラッシングも大切な作業です。
- フードの準備:猫たちに必要な食事の準備を行います。ドライフードやウェットフードをあげています。
- 支援物資の仕分け:多くの寄付などが集まっているため、物資の仕分け作業もあります。フードや衛生用品を整理します。
- 清掃や整理整頓:猫たちが快適に過ごせるよう、部屋をほうきで掃いたり、ぞうきんをかけたり、整理整頓や掃除を行います。
- 猫との触れ合い:猫たちが怖がらないように、ケージの中でやさしく声をかけたり、お手入れをしたりもします。
たんぽぽの里は複数の施設がありますが、たんぽぽあだぷしょんぱぁく、たんぽぽキャットクリニック、田名シェルターは同じビル内にあります。その中で、行ったり来たりする感じでした。
ボランティアについては「たんぽぽの里〜ボラ•学生向け〜」でご確認ください>>
ボランティアに行ってみよう!服装と準備
Q: ボランティアに参加するために、どんな服装が必要ですか?
Mさん:
動きやすい服装が必須です。
掃除や猫の世話が主な作業なので、汚れても構わない服装を選んだ方が良いです。
私はクロックスを履いて行ったのですが、これがすごく楽でした!
また、タオルやハンカチ、飲み物も持参することをおすすめします。
猫たちと接するので、手指消毒などの衛生面も意識する必要があります。
- 飲みもの(正面玄関横にも自販機あり)
- 食べもの(お昼ごはんなど・近所にコンビニ・飲食店もあり)
- 動きやすい・汚れても良い服装
- 替えの靴下
- スリッパやクロックスサンダルなど(室内用履物)
- タオル・ハンカチ・ウェットティッシュ
- 歩きやすい靴(階段などの移動)
自宅で猫を飼っている人は、感染症の予防のために、ボランティアのあとに帰宅したら、手を洗って着替えてくださいね。
たんぽぽの里はどんな様子だった?
お部屋の様子はどんなふうでしたか?
Mさん:
たんぽぽの里は3階分あるのですが、わたしが参加したのはそのうち8畳か、もう少し大きくらいのお部屋でした。
20匹くらいの猫たちのお世話をしました。お部屋にいた子たちはみんなワクチン、避妊去勢手術も終わり、シャンプーもされていて、衛生管理が徹底されていると感じました。
一人で来る人もいるよ!
食事はどうしたらいい?現地に飲食店はある?
Q: たんぽぽの里近くでは、どこかでランチを取ることができますか?
Mさん:
ボランティアの休憩時間には、近くの台湾料理のお店「台湾料理 永旺」でランチがよかったです。
リーズナブルで、690円でおかず、ライス、ラーメンがセットになっているメニューがおいしいって。
Mさん:
また、セブンイレブンも徒歩圏内にあるので、お弁当などを買って、ロッカールームで食べることも可能です。
【準備編】初めてでも安心!ボランティアの参加はどうすればいいの?
たんぽぽの里にボランティア希望のメールを出す
たんぽぽの里に、ボランティア希望日を連絡してください。
たんぽぽの里での受付はどうするの?
Q: ボランティアに参加するためには、どんな手続きが必要ですか?
Mさん:
ボランティアを始める前に、まずは「たんぽぽの里あだぷしょんぱあく」と同じビルにある「たんぽぽキャットクリニック」で受付をしました。
病院の受付で「ボランティアとしてお手伝いに来ました」と伝えるだけで、スタッフがていねいに案内してくれるので安心でした。
受付自体は特に難しくないです。
事前にボランティア保険の加入が必要です。
保険はどうやって加入するの?
Q: 保険の加入について教えてください
Mさん:
ボランティア保険は地域の社会福祉協議会で加入できます。手続きは簡単で、初めての方でも心配いりません。用紙を書いて、郵便局で払い込みすればOK。約10〜15分で済みます。
例えば調布市の場合は350円でした。だいたい500円くらいで加入できると思います。
「相模原市 ボランティア保険」といったようにと検索すると社会福祉協議会のサイトがでてきます。全国どこで入っても有効です。
万が一の事故に備えるためにも、保険にはしっかり加入ましょう。
補償期間(保険期間)は毎年4月1日~翌年3月31日までです。中途加入の場合も3月31日までとなります。
逆をいえば、一度加入しておくと最大1年の間、安心していつでもボランティアに取り組めるんだね!
【心がまえ編】初心者でも安心!ボランティアの魅力
Q: 初めてのボランティア活動に不安を感じる人もいるかもですが、アドバイスはありますか?
Mさん:
最初は少し不安でしたが、スタッフの方がしっかり指示を出してくれるので、初心者でも安心して参加できました。
猫たちが少しシャーッと威嚇してくることもありますが、噛んだり引っ掻いてくるようなことはなかったです。むしろ、緊張していることもあるので、猫たちに優しく話しかけたりして、安心させてあげてください。
猫たちが少しずつ慣れてきて、ゴロゴロと喉を鳴らしてくれる瞬間は、愛おしくて切ないです。
Q: ボランティアの良いところは、どんなところですか?
Mさん:
やはり猫たちと触れ合いながらお世話できることが一番の魅力です。
掃除が終わった後、ケージの中でくつろぐ猫たちの姿を見ていると、「これで少しでも快適になったかな?」「気持ちよく過ごしてくれるかな」と達成感が湧きます。
猫たちが少しずつリラックスしている姿を見ると、やって良かったと心から感じます。
ボランティア・支援物質・里親さん・一時預かり大募集
たんぽぽの里では、もともと保護されていた猫たちに加えて、111匹のチンチラが多頭飼育崩壊でレスキューされるのを待っています。
あなたも猫たちのためにできることを考えて、この活動に参加してみませんか?とても大切な経験になりますよ。
たんぽぽの里へのアクセス/JR横浜線・橋本駅からの行き方
Q: 「たんぽぽの里」へのアクセスはどうですか?
Mさん:
橋本駅からはバスで10分ほどです。バスを降りてからは、2〜3分で病院の看板が見えてくるので、迷うことはありません。
バスの乗り場は橋本駅南口の1番か2番乗り場から出ていて、1時間に2〜3本のバスが運行しています。
🚌JR横浜線 橋本駅南口(改札出て左側)
からバスの場合
橋34 上溝行または
橋59 葛和経由田名バスターミナル行
10分ほど乗車 バス停下九沢 下車 徒歩1分
(1時間に2本程度)
🚌JR相模線 上溝駅からバスの場合
橋34 作の口・六地蔵経由橋本南口行
バス停 下九沢下車 徒歩1分
(1時間に1本程度)
事前に時刻表を確認しておくと、スムーズに到着できますよ。
橋本駅にタクシー乗り場があるよ。
タクシーだとGOアプリで呼んでも1,900円くらいだから、何人かで行く場合はタクシーを使うのもいいね。
たんぽぽの里 概要
- 団体名: たんぽぽの里
- 所在地: 252-0244 神奈川県相模原市中央区田名2804-9 リヴァーサイドくずわ103
(たんぽぽあだぷしょんぱぁく、たんぽぽキャットクリニック、田名シェルターが同じビル内にあります) - 電話番号:042-713-1303
- 活動内容: 保護猫活動(地域猫の保護、多頭飼育崩壊の救済、新しい家を見つける譲渡活動など)
- 設立年: 設立20周年を迎える、地域に根ざした動物愛護団体
- 特徴: 行政と連携して地域猫問題に取り組み、多頭飼育崩壊などの緊急事案にも迅速に対応。保護猫たちに健康な生活を提供し、適切な里親を探す活動を行っています。
- 活動内容や最新情報については、 たんぽぽの里公式サイトを必ずご確認ください。
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この記事の執筆者 / 監修者
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🐾動物専門・ペット特化ライター&デザイナー
🐾猫専用ペットホテルキャッツカールトン代表
🐾慶應義塾大学卒
🐾動物取扱責任者・愛玩動物飼養管理士・登録販売者
🐾現在は猫4匹との暮らし。幼少時から犬、リス、うさぎ、鳥、金魚などさまざまな動物と過ごし、生き物を愛してやまない毎日。
🐾前職は大手企業で広報、編集校正やってました。
らみえるってこんな人
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