「うちの猫が急に水を飲まなくなった!」その原因・対処法を解説!飲まないのって何かの病気?

飼い主Aさん

飼い猫が急に水を飲まなくなったんだけど、どうすればいいの??

飼い主Bさん

そもそも、ネコってどれくらいの水分量を飲めば「健康」って言えるの??

飼い猫が水を飲まなくなってしまった、どうすればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

水を飲まなくなる原因はさまざまですが、1日に必要な飲水量を満たさないと、腎不全や尿石症などの原因になってしまう可能性があります。

ここでは、猫が急に水を飲まなくなった際に、考えられる原因、飲んでもらうための方法などを解説していきます。

目次

そもそも猫の飲水量ってどれくらい必要なの?

ピヨかわ

猫とお水の関係って?猫に必要な飲水量について解説します。

体重1kgあたり、 約30〜40cc / 日のお水が必要

ネコに必要な1日の水分量、ご存じですか?

1日あたりの水分摂取量の目安は、体重1kgあたり約30〜40cc、体重4kgの場合は約200ccです。

「もともと砂漠の生き物だったので、猫の体は少ない水分でも機能する」といったような言説もありますが、最低でも上記の水分摂取量は満たした方がいいでしょう。

人間同様に、猫もからだの60〜80%は水分によって構成されています。

水は、老廃物の排出、体温の調節、免疫力維持などと関連があり生命活動に欠かせないのです。

水は栄養分ではないとしても、生きて行くのに絶対必要なものです。体の70%は水分で、まず血液の成分として重要です。水が少なくなると血液の量も少なくなって、体の各部分に血液が十分に行き渡ることができなくなってしまいます。…細胞の中で様々な栄養分を代謝するのにも、水は欠かすことができません。体の蛋白や糖分、脂肪などはたとえ半分失われても動物は生きていられますが、体の水分が10%失われたら、大変なことになり、15%失われると動物はもはや生きて行けないのです。

一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム

猫は水を飲まない、ご飯も食べないで何日間大丈夫?

ライフステージによって、何日間(何時間)飲まず食わずで大丈夫か変わってきます。

生後2〜3ヶ月の子猫の場合は12時間以上、成猫の場合は36時間以上(1日半)、老猫の場合は24時間以上の絶食が続くと、獣医師に診てもらった方がいいといわれています。(ただし、持病がある場合は上記の限りではありません・上記の時間に満たなくとも異常を感じたらすぐに獣医師に診てもらうことをおすすめします。)

猫が水を飲まない原因3つ

ネコが水を飲まない原因を3つ紹介します。

ストレスがたまっている

猫にかなりのストレスが溜まっている場合、食事をせず、水も飲まないことがあります。

例えば、居住環境が変わった、在宅勤務によって家で過ごす家族が増えた、追加で新しくペットを飼うことにしたなどなど。

普通に生活している分にはストレスが溜まることはないと思いますが、上記のような大きな変化があると、ストレスで絶食してしまうことがあります。

フードの器、置き場所が気に入らない

フードをいれている器、器の置き場所が気に入らないために食事をとらないことがあります。

ネコちゃんには気分屋が多く、「プラスチックのいつも使っている器じゃないと飲まない!」という子もいたりします。

また、多頭飼いの場合、数匹で同じ器を使うのを嫌がるコもいるので、個別の器を用意することをおすすめします。

また、トイレ付近などにおいが強い場所では食事をするのを嫌がるコもいるので避けましょう。

口の中をケガしている

急に食事をしなくなった場合、口内炎や虫歯など、口の中になにか異常が生じているケースもあります。

また、口の中に炎症があり、よだれや口臭、腫れ、歯のぐらつきが見られる場合は、猫がかかりやすい病気「歯周病」になっている可能性もあります。

急に水を飲まなくなった猫ちゃんも

上記で述べたこと以外にも、水を飲まなくなる理由はさまざま。

愛猫が急に水を飲まなくなりお悩みの方も多いです。

急に水を飲まなくなった場合、フードの器・場所の変更、ストレス解消を試みるなどの対処方法をとってみてください。

また、水を飲まない状況が続くようなら、早めに獣医師に診てもらいましょう。

猫が水を飲まないと引き起こされる可能性のある病気

ピヨかわ

水分不足により、ネコがかかる可能性のある病気を3つ紹介します。

腎不全

猫がなりやすい病気の1つです。

はっきりとした原因はわかっていませんが水分不足などで引き起こされると言われています。

1番初めに現れる症状はオシッコの量の増加で、その後、体重の減少、嘔吐、毛づやがなくなるなどの症状が引き起こされます。

気づいた時にはかなり進行していることも多く、適切な水分量を摂取するなどの予防が大切になってきます。

尿石症

水分摂取量が少なく濃度の濃い尿が常態化すると、膀胱に尿石が発生します。

尿石は、膀胱や尿道を傷つけたり尿道に詰まったりして、排泄の際に痛みを感じさせます。

尿石は数mmの小さなものから、数cmのものまで大きさはさまざまです。

膀胱炎

飲水量が少なく、尿の濃度が濃いネコは、膀胱炎になりやすいと言われています。

膀胱炎になると、頻尿や排尿痛、血尿などの症状を引き起こすので注意。

また、何度もトイレにいき排尿姿勢をとる、腹部に膨らみがあるなどは尿が出ていないサインです。

排尿されないと、腎不全や尿毒症など他の病気にもかかりやすいので、早めに獣医師に診てもらいましょう。

猫が水を飲まない時の対処法4つ

ピヨかわ

愛猫に水を飲んでほしい!猫が水を飲まない際の対処法を紹介します。

飼い猫好みの器・設置場所を選ぶ

ネコちゃんには気分屋なコも多く、器にこだわりを持っている子も多かったりするので、プラスチック、陶器など、飼いネコちゃん好みの器に水をいれてみましょう。

ヒゲが水に浸るのを嫌がるネコちゃんもいるので、浅い器に変えてお水をあげてみるのも一つの方法です。

また、器の数を増やす、設置場所を変えてみてもいいでしょう。

ネコちゃんお気に入りの場所に複数水飲み場を設置してみてください。

また、他の猫の唾液を嫌がるコもいるので、多頭飼いの場合はネコちゃんごとに使用する器を分けてみるのも手です。

新鮮な水を用意する

新鮮な水を好むネコちゃんもいるので、こまめに水をかえてあげるといいですね。

新鮮といっても、通常の水道水で十分です。

食事の前や就寝前など、ネコちゃんが水を飲むタイミングで新鮮な水を用意してあげましょう。

猫が好むような水の与え方をする

ネコちゃんはフードや水へのこだわりがあるコも多いので、愛猫にあった水の与え方を探ることも大切です。

例えば、ぬるま湯を好むコもいれば冷ためのお水を好むコもいれば、水道から流れる流水を好む子もいるのでいろいろと試してみてください。

また、温めたことによりカルキのにおいがしない、温かいものが好き、との理由からお湯を好むネコちゃんもいます。

お湯を与える場合の適温は、人が少し温かいと感じるくらいの36℃~38℃です、熱しすぎてネコちゃんをやけどさせないように注意しましょう。

ウェットフードやちゅーるを取り入れるなど食事を工夫する

市販の猫用ウェットフードを与えることも水分補給の1つの方法です。

ウェットフードには75%前後の水分が含まれています。

また、よくおやつなどとして与えられている「ちゅーる」も、そのほとんどが水分でできているため、水分を補うことができます。

ただし、上記であげたものは水の代わりとして常食するにはカロリーが高いため、おやつやご褒美として与えるのがベストです。

水を飲まない猫にミルクをあげるのはあり?

猫にミルクを与えること自体は問題ありませんが、人間用の「牛乳」は与えないようにしましょう。

牛乳には「乳糖」が含まれていますが、これは母猫の母乳の3倍近い量です。

乳糖の量が多すぎると分解できずに下痢などを引き起こしてしまうため、注意。

そのため、ネコには市販のペット用のミルクを与えるようにしましょう。

その際も、いきなり多量のミルクを与えるのではなく、少量からはじめてください。

体調やおしっこは大丈夫か、適正カロリーをオーバーしていないかなど考慮しながら、少しずつミルクに慣らしてあげるとよいでしょう。

健康的に水分補給するなら、手作りゼリーの素「ジュレッタ」がおすすめ!

ジュレッタ(Gelletta)

私が水分不足のネコちゃんにおすすめしたいのが、こちらの「ジュレッタ」という、犬猫用の手作りゼリーの素です。

水分不足は便秘、腎不全、膀胱炎、尿石症などの体の問題を引き起こしてしまいますが、ジュレッタは、そんなネコの水分不足を補うために開発された、いわば「食べるお水」。

食欲をそそる風味でありながら、低カロリー・添加物不使用なのが特徴です。

毎日、おいしく健康的に、自発的な水分補給を促せます。

ちなみに、フレーバーもかなり幅広く、「チキン」「ミルクホワイト」、「かつお」、「たい」、「レッド」などがあります。

作り方は簡単で、1包を200ccのお湯に溶かすだけ。1包で4食分できるので、1/4の量をあげるといいですね。

>>>ジュレッタの特徴、口コミなどについて詳しく解説をした記事はこちら!

  • お水を飲まないコに
  • 毎日の水分補給に
  • おしっこが濃いコに
  • きらきらおしっこが出たことがあるコに
  • 便秘のコに
  • 尿石や膀胱炎が心配なコに
  • 膀胱炎、尿石症などの症状が既に出ているコに
  • ふだんの食事に添えて
  • 低カロリーなおやつとして

低カロリー・低塩分・添加物不使用で健康にいい

「この商品いいなあ」と思った一番の理由が、低カロリー・低塩分だからです。

95%が水でできており、あとの5%は栄養学にもとづき犬猫が好む成分を配合しています。

カロリー:3~5kcal
塩分:0.1~0.3%

ピヨかわ

ウェットフードや、他のフードと水を混ぜて与えるとカロリーが高すぎちゃうから、低カロリーで長期的に水分補給できるのがちょうどいい!

また、人工着色料、香料、保存料などの添加物も一切使用していないそう。

>>>ジュレッタの特徴、口コミなどについて詳しく解説をした記事はこちら!

口コミ

使ってみた人の口コミも紹介しておきます↓


そしてなんと、ねこのこと。編集部メンバーが実際にジュレッタを使用していることが発覚したので、実際にレビューしてきてもらいました!

3匹にあげたところ、全猫食いついて1匹はすぐに完食したみたいです!

また、いつものフードと一緒に与えると、より食いつきがいいみたい。

ごはんと一緒に美味しそうに食べてくれてますね~。(動画は獅子丸くん!)

>>>ジュレッタ詳細

まとめ

今回は、猫が水を飲まない時の対処法などについて紹介しました。

対処法としては、飼い猫好みの器・設置場所を選ぶ、猫が好むような水の与え方をするなどです。

また、水分不足はさまざまな病気を引き起こすので、「愛猫が水を飲まない..」と感じたら、早めに獣医師さんに診てもらうことをおすすめします。

水分不足で悩むネコちゃん・飼い主さんが本記事を読むことで、少しでもお悩みを解決していただけたら嬉しいです。

この記事の執筆者 / 監修者

松川
松川
保護猫サークルに所属し、里親探し、保護活動、地域猫活動など、様々な動物と関わる活動の経験があります。
大学時代は、殺処分問題や地域猫の問題について学び、動物を取り巻く社会問題に興味をもちました。
また、ライターとしても3年ほど活動しており、これまでに100記事以上の執筆経験があります。
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