コラットKorat

コラット
猫種 コラット
英語表記 Korat
ボディータイプ セミコビータイプ
毛種 短毛種
体重 3~6㎏
平均寿命 10~15年

コラットの特徴

ボディータイプは、セミコビー(胴体と四肢、尾はやや長いが、がっしりとした体格)です。主な毛色はシルバー、ブルーです。毛色のパターンはソリッド(体全体が同じ色)のみとなっています。目の色はグリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールドの4種類で、その中でもグリーンは特徴的なペリドットグリーンとなっています。体は筋肉質で、足はやや短く、顔はハートのような独特な形をしています。ロシアンブルー、シャルトリューと並び、「ブルー(銀灰色)の御三家」の一種とされており、被毛は光沢がありサテンのような極上の手触りとなっています。

コラットの性格

社交的で遊び好きな性格です。人によく懐き、飼い主に忠実であり、常に家族の側に居たがります。賢いため、お手やお座りなどの簡単な芸を覚えることも可能です。知能が高い反面、マイペースで自己主張が強い面もあり、飼い主に構ってもらえないと注意を引くためにいたずらをしたり話しかけるように大きな声で鳴くこともあります。他の犬や猫と多頭飼いする際には、コラットの優先順位を高くして扱うようにしなければ拗ねてしまうこともあります。大きな音や騒がしい環境が苦手なため、コラットが生活する空間は出来る限り静かな環境を整えてあげましょう。

コラットの飼い方

短毛種であり毛は抜けにくいためブラッシングなどの手入れは比較的簡単です。昼間は静かに寝て過ごすことが多いため、室内飼いが基本となります。筋肉質な体を持ち遊び好きなため、運動量は多めに確保しましょう。特に子猫のころには精神的にも落ち着いておらず豊富な運動量が必要になりますので、キャットタワーやおもちゃなどを十分与えましょう。賢いため、部屋の扉やカギの開け閉めの方法を学んだり、トイレやシンクで勝手に水を流して遊ぶ個体の例も存在します。いたずらにより事故や怪我に繋がるような場所、物品については事前に対策をしておきましょう。体は丈夫な部類の猫種ですが、プライドが高い性格のため精神的にもろい面もあります。ストレス性の体調不良を避けるためにも長時間留守番させることは避けましょう。猫を構い、猫とのコミュニケーションの時間を多く確保できる人向けの猫種と言えるでしょう。

コラットの歴史・起源・生態

原産地はタイです。タイの東北部に存在するコラット高原にて飼育されてきた猫とされています。シャムやバーミーズなどに並ぶ、タイを代表する猫種です。古い歴史を持ち、アユタヤ王朝時代の書籍には「シ・サワット=タイ語で幸運と名声をもたらす猫」という名前で登場しており、書籍だけでなく絵画にも当時の姿が描かれたものが残っています。絵画に描かれた姿は現在のコラットとほぼ変わりない姿であり、長い歴史の中でもその素晴らしい容姿を維持し続けてきた希少な純血種と言えるでしょう。現在でもコラットは「幸運をもたらす猫」として愛されています。イギリスに輸入された当時はコラットとしてではなくサイアミーズとして認識されていたためあまり話題になることもありませんでしたが、1959年になるとアメリカへ輸入され、繁殖が進み、1967年にはCFA=The Cat Fanciers' Association(各種血統猫の健康促進を最大の目的とした、世界最大の愛猫協会)にて品種として認定されました。

コラットの気を付けたい病気

ストレス性脱毛症、GM1 ガングリオシドーシス、M2 ガングリオシドーシス、膀胱炎、尿結石、腎不全

コラットの一口メモ

コラットの子猫の価格相場は2022年現在20万円~です。コラットは日本では流通量が少なく、他猫種と比較しても高額になりやすい傾向にあります。ペットショップで展示されている個体を購入する、という形式ではなく少数存在しているブリーダーと直接やり取りして購入することになる場合が多いですが、この場合であっても予約待ちの人数が多いと年単位で待つことになります。コラットを飼育することについて強いこだわりがあるなら、海外からの輸入を検討してみるのも一つの手です。ただし諸経費により国内で購入するよりも高額になる可能性が高い点は念頭に置いておきましょう。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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