オシキャットOcicat
猫種 | オシキャット |
---|---|
英語表記 | Ocicat |
ボディータイプ | セミフォーリンタイプ |
毛種 | 短毛種 |
体重 | 5~8kg |
平均寿命 | 14歳前後 |
オシキャットの特徴
ボディータイプは、セミフォーリン(ボディはやや長め、平均的な骨格)です。短毛ですらりとした見た目ですが、野生の山猫のように骨格も筋肉もしっかりとしており、抱き上げるとかなりの重量があることが分かります。毛色は、タウニー(ブラウン)、エボニーシルバー、チョコレート(シルバー)、シナモン(シルバー)、ブルー(シルバー)、ラベンダー(シルバー)、フォーン(シルバー)など多くの種類が存在します。毛色のパターンはタビー(スポッテッド)です。目の色はイエロー、ゴールド、オレンジ、グリーン、カッパー、ヘーゼルが存在します。
オシキャットの性格
子猫の時には野性的な面が強く出ることもありますが、成長し人に馴れれば穏やかになり、飼い主によく懐きます。猫の中でも忠誠心が高く、まるで犬のように芸を覚えることもあるようです。鳴き声も小さく、活発なため、小さな子どもの相手も上手にこなしてくれます。
オシキャットの飼い方
骨格は頑丈で筋量もしっかりとある猫です。食事量と運動量は十分に確保するようにしましょう。フレンドリーで人見知りしない分、長時間放置されると寂しがりますので積極的にコミュニケーションをとると良いでしょう。犬っぽさが強い個体はリードとハーネスを付けて散歩することも可能ですので、愛猫の性質を見極めて外出にもチャレンジしてみましょう。
オシキャットの歴史・起源・生態
原産地はアメリカです。元々はブリーダーがタビー(虎のような縞模様)のシャムを作るために交配を行っていたところ、1964年に偶然生まれた子猫がオシキャットの祖先となりました。新聞で「珍しいスポット模様を持つ猫」として取り上げられたことで注目を浴び、計画的に繁殖されるようになっていきました。アビシニアンなど様々な猫と掛け合わせることで開発が進み、1987年にCFA(各種血統猫の健康促進を最大の目的とした、世界最大の愛猫協会)で公認されました。
オシキャットの気を付けたい病気
異物誤飲、尿石症、進行性網膜萎縮、甲状腺機能亢進症、慢性腎臓病
オシキャットの一口メモ
オシキャットの子猫の相場価格は2022年現在20万円~です。野性味のあるスポット模様が特徴のオシキャットですが、実はスポット模様をもつ多くの自然種は絶滅の危機に瀕しています。オシキャットは野生種が持っていた形質を再現するのに成功した唯一の猫種なのです。オシキャットによく似た種としてベンガルが挙げられます。ベンガルは大型猫でオシキャットは中~大型猫、両種とも活発で運動量が多いのは共通していますが、社交性が強く、より賢いのはオシキャットの方だと言われています。
獣医師監修
本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。
この記事の執筆者 / 監修者
- 獣医師もも
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北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。
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