ロシアンブルーRussian Blue
猫種 | ロシアンブルー |
---|---|
英語表記 | Russian Blue |
ボディータイプ | フォーリンタイプ |
毛種 | 短毛種 |
体重 | 3~5kg |
平均寿命 | 13歳前後 |
ロシアンブルーの特徴
ボディータイプは、フォーリン(ボディと四肢が長く細身)です。スリムな見た目ですが、しなやかでしっかりとした筋肉がついています。口元は、常に微笑んでいるかのように口角が持ち上がっていることから「ロシアンスマイル」と呼ばれ、ロシアンブルーが深く愛される魅力の1つとなっています。毛色はブルー、毛色のパターンはソリッド(体全体が同じ色)、目の色はグリーンのみ存在します。多くの猫種では毛色や毛色のパターンが複数あり見た目のバラエティに富むのですが、ロシアンブルーはその反対で、毛色・毛色のパータン・目の色も一種類しか存在せず外見が厳密に固定化されている猫種です。実は目の色は子猫の頃からグリーンというわけではなく、生後2か月ごろから淡い青色(キトンブルー)から徐々にグリーンに変化していきます。ブルーの被毛の毛先はシルバーになっており、これにより陽光を浴びたときに非常に美しく輝く光沢を帯びることが出来るのです。
ロシアンブルーの性格
非常に大人しく穏やかな性格です。内向的でもあり、知らない人への警戒心が強く、なかなか懐きません。しかし狂暴という訳ではなく、飼い主には従順ですのでしつけはしやすい猫種です。ほとんど鳴かず孤独にも強いので、都心部のマンションや日中留守にすることが多い家庭でも飼育が可能です。
ロシアンブルーの飼い方
毛量のせいでふっくらした体型に思われがちですが、実は長く細身でしなやかな体つきをしています。餌を与えすぎないように注意しましょう。ダブルコートですが毛は細く短いため、手入れは簡単です。ロシア生まれのため寒さにも強く、病気にも比較的強い体質であり、ペットとして優れた資質を持っています。
ロシアンブルーの歴史・起源・生態
原産地はイギリスです。祖先はロシアの港町アルハンゲリスクの土着猫と言われています。19世紀の中頃イギリスに持ち込まれ、その見た目の美しさからたちまち人気となりました。1921年には独立種として認定されました。第二次世界大戦の頃に数を大きく減らし絶滅の危機に瀕しましたが、ブリーダーの尽力により繁殖用個体が守られ、現在では主流な猫の1つに数えられるほど個体数が回復しました。
ロシアンブルーの気を付けたい病気
異物誤飲、尿石症、糖尿病、皮膚腫瘍、慢性腎臓病
ロシアンブルーの一口メモ
ロシアンブルーの子猫の相場価格は2022年現在25万円~です。シルバーの光沢に輝くブルーの被毛で多くの人を魅了し続けており、シャルトリュー、コラットに並ぶ「ブルーキャット御三家」の一角を成します。現在は「短毛種でブルーのソリッド(単色)、目の色はグリーン」と容姿が1パターンしか存在しないロシアンブルーですが、近年は長毛やカラーの異なるロシアンブルーも開発されているとのことです。
獣医師監修
本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。
この記事の執筆者 / 監修者
- 獣医師もも
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北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。
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