ラガマフィンRagamuffin

ラガマフィン
猫種 ラガマフィン
英語表記 Ragamuffin
ボディータイプ ロング&サブスタンシャルタイプ
毛種 長毛種
体重 4~7㎏
平均寿命 11歳前後

ラガマフィンの特徴

ボディータイプは、ロング&サブスタンシャル(大型でがっしりしており、重量感がある)です。毛色は、ブラック、ホワイト、チョコレート、シナモン、レッド、ブルー、ライラック、フォーン、クリームなど多くの種類が存在します。毛色のパターンは、ソリッド(体全体が同じ色)、タビー(虎のような縞模様)、シルバー&ゴールデン(根本は白か淡色で、毛先に色がある)、スモーク&シェーデッド(オーバーコートの付け根の1/2が白色)、パーティカラー(2色の組み合わせ)、キャリコ&バイカラー(2色以上で、体の1/2~1/3が白色)、タビー&ホワイト(縞模様を持ち、体の1/2~1/3が白色)など多種多様です。被毛はなめらかというよりはモコモコとしており、まるでウサギを撫でているかのような手触りです。目の色は毛色に準じており、サファイアブルー、イエロー、ブルー、ゴールド、アクア、オレンジ、グリーン、カッパー、ヘーゼル、オッドアイなどが存在します。目と目の間隔は離れ気味で、クルミ型の目が愛嬌たっぷりに感情を伝えてくれます。

ラガマフィンの性格

大型の猫ですが、非常に甘えん坊な性格をしていることで知られています。飼い主や家族の側に寄り添うことはもちろん、人間の興味関心を集め、構ってもらうことが何よりも好きです。「猫のテディベア」という愛称をつけられており、ラガマフィンの毛並みの良さや抱っこしてもらうことを好む性格をよく示しています。好奇心旺盛で活発ですが、おおらかでもあるので、コミュニケーションの時間をしっかり取ってさえいれば飼い主を困らせるようなことはあまりありません。しつけはしやすい猫種と言えるでしょう。

ラガマフィンの飼い方

ノルウェージャンフォレストキャットメインクーンの大型猫と同様、成猫になるのにとても時間のかかる猫種です。通常の猫が1年かけて成猫になるところを、約3~4年かけてゆっくりと成長します。いつまでも子猫のままのような印象かもしれませんが、日々緩やかに体重が増え、体つきもしっかりとしていきますので、成長に必要な栄養を豊富に含んだ食事を十分に与えましょう。長毛種であり被毛にボリュームがあるので、1日1~2回程度のブラッシングを行い、毛玉が出来るのを予防しましょう。

ラガマフィンの歴史・起源・生態

原産地はアメリカです。ラグドールをもとに、ペルシャヒマラヤンなどの長毛種と掛け合わせて作出されました。その結果ラグドールの特徴を引き継ぎながらも、より多くの毛色、パターンを持つ人気の猫種となりました。2003年にCFA(The Cat Fanciers' Association=各種血統猫の健康促進を最大の目的とした、世界最大の愛猫協会)で新種として認められました。

ラガマフィンの気を付けたい病気

尿石症、毛球症、多発性のう胞腎、肥大型心筋症

ラガマフィンの一口メモ

ラガマフィンの子猫の相場価格は2022年現在25万円~です。ラガマフィンには「いたずらっ子」や「ぼろ服をまとった人」という意味があり、これは当初ブリーダーによって冗談でつけられたものだったそうですが、そのまま定着し現在に至ります。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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