ペルシャPersian

ペルシャ
猫種 ペルシャ
英語表記 Persian
ボディータイプ コビータイプ
毛種 長毛種
体重 3.5~7kg
平均寿命 14歳前後

ペルシャの特徴

ボディータイプは、コビー(骨格が太く短め)です。毛色は、ブラック、ホワイト、チョコレート、レッド、ブルー、ライラック、クリームが存在します。毛色のパターンは、ソリッド(体全体が同じ色)、タビー(虎のような縞模様)、シルバー&ゴールデン(根本は白か淡色で、毛先に色がある)、スモーク&シェーデッド(オーバーコートの付け根の1/2が白色)、パーティカラー(2色の組み合わせ)、キャリコ&バイカラー(2色以上で、体の1/2~1/3が白色)、タビー&ホワイト(縞模様を持ち、体の1/2~1/3が白色)、ポインテッド(顔や耳、足、尾などの体の末端に色がある)など多種多様です。目の色は毛色に準じており、サファイアブルー、ブルー、ゴールド、グリーン、カッパー、ヘーゼル、オッドアイなどが存在します。目はきれいな丸でとても大きく、顔を横からみると額・鼻・あごの高さがそろっており、ぺたりと平面に見えるという特徴的な顔の造りをしています。

ペルシャの性格

人懐っこく、おっとりとしていて大人しい性格です。一人で長時間過ごしても平気で、孤独によるストレスに強い耐性があります。飼い主に従順であり、被毛に丁寧な手入れが必要であることにさえ目をつむればとても飼いやすい猫種と言えるでしょう。人の膝やソファ、クッションの上などでじっとしていることを好む性格ですから、室内で過ごしているだけでまるで美しいインテリアのように部屋をパッと華やかにしてくれます。

ペルシャの飼い方

長毛種の代表といえばペルシャであり、それゆえに「猫の王様」とも言われるほどの見事かつ美しい被毛を持っていますが、とにかく毛玉になりやすいことでも有名です。特にお腹や尻尾など地面に引きずりやすい箇所はすぐに大きな毛玉を作ってしまいます。1日2回以上のブラッシングを欠かさず行い、絡まりやすい箇所については最初から短く梳いておくなど工夫しましょう。

ペルシャの歴史・起源・生態

一般的に原産地はアフガニスタンとされていますが、ペルシャ猫がどこで発生したのかをはっきり記した資料は存在していません。現在のイランを中心にした地域の商人たちが長毛種の猫を商品としてヨーロッパに持ち込んだのが始まりである、とする説がありますがこれにも確たる証拠などは存在しません。古い歴史を持ちながらも謎の多い猫種なのです。

ペルシャの気を付けたい病気

尿石症、短頭種気道症候群、流涙症、肥大型心筋症、多発性のう胞腎、慢性腎臓病

ペルシャの一口メモ

ペルシャの子猫の相場価格は2022年現在20万円~です。ホワイト1色のイメージが強いペルシャですが、実際には多彩なバリエーションを持ち、なんと公認されているだけでも100以上のパターンが存在しています。ペルシャの中でも「チンチラ」は特に人気と知名度のある毛色のバリエーションの1つと言えるでしょう。ゴールドまたはシルバーの毛色で青もしくは緑の目を持つ猫を「チンチラ」や「チンチラペルシャ」と呼び、値段も高騰する傾向にあります。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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