シンガプーラSingapura
猫種 | シンガプーラ |
---|---|
英語表記 | Singapura |
ボディータイプ | セミコビータイプ |
毛種 | 短毛種 |
体重 | 2~3.5kg |
平均寿命 | 14歳前後 |
シンガプーラの特徴
ボディータイプは、セミコビー(胴体と四肢、尾はやや長いが、がっしりとした体格)です。全品種と比べてもかなり小柄です。しかし全体的に筋肉はしっかりついており、健康上の問題はありません。むしろ見た目の小ささからは想像できないほどの運動量の多さに驚くでしょう。毛色はセーブル、毛色のパターンはタビー(ティックド=ほとんど縞模様はなく毛先にいくほど色が濃くなっている)のみです。目の色はイエロー、グリーン、ヘーゼルが存在します。
シンガプーラの性格
優しく甘えん坊な性格をしています。よく動きますが滅多に鳴くことは無く、飼い主に大変従順でしつけがしやすく飼いやすい猫種です。あまり人見知りはしませんが、大きな音や騒々しい場所では苦手ですので、静かに過ごせるスペースが必要です。
シンガプーラの飼い方
南国出身のため、寒さに弱い猫です。子猫のときだけでなく成猫になってからも、冬場の寝床や普段過ごすスペースでは、保温効果のあるブランケットを敷いたりエアコンを活用して猫が寒さで震えないように気を付けましょう。短毛種のため日頃は頻繁な手入れは必要なく、週に1~2回ブラッシングを行えば十分です。しかし春と秋の換毛期にはやはり普段と比べるとどうしても抜け毛の量が多くなるので、ブラッシングの回数を増やして対応しましょう。
シンガプーラの歴史・起源・生態
原産地はシンガポールです。1970年代、シンガポールに滞在していたアメリカのブリーダー夫婦が土着の猫を発見し、保護したことが始まりです。アメリカに帰国する際にこの土着の猫を連れ帰り、計画繫殖を行い、シンガプーラが誕生しました。この新たな品種はあっという間に人気になり、1988年にCAF(各種血統猫の健康促進を最大の目的とした、世界最大の愛猫協会)で認定されました。
シンガプーラの気を付けたい病気
異物誤飲、ピルビン酸キナーゼ欠損症、尿石症、肥大型心筋症、慢性腎臓病
シンガプーラの一口メモ
シンガプーラの子猫の相場価格は2022年現在25万円~です。原産地であるシンガポールの国名はサンスクリット語でシンハ(獅子)+プーラ(町)、つまり「ライオンの町」を意味します。公用語であるマレー語での表記は「Singapura」であり、この発音が猫のシンガプーラの名前の由来となりました。
獣医師監修
本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。
この記事の執筆者 / 監修者
- 獣医師もも
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北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。
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