ボンベイBombay

ボンベイ
猫種 ボンベイ
英語表記 Bombay
ボディータイプ セミコビータイプ
毛種 短毛種
体重 3~5kg
平均寿命 14歳前後

ボンベイの特徴

ボディータイプは、セミコビー(胴体と四肢、尾はやや長いが、がっしりとした体格)です。全体的に筋肉質な体であり、抱き上げると見た目よりも重量感を感じることになります。毛色はブラック、毛色のパターンはソリッド(体全体が同じ色)のみ存在します。目の色は、ゴールド、オレンジ、カッパーなどが存在します。黒々とした艶のあるボディと黄金に輝く瞳は、まるで黒ヒョウをそのまま小さくしたかのような迫力に満ちています。

ボンベイの性格

人懐っこく、撫でられたり抱っこされても抵抗しません。活発で運動が大好きですが、基本的には大人しく鳴き声も小さいので室内飼いに向いています。家猫として飼いやすいように、と作出された品種ですので、しつけがしやすい猫です。個体差もありますが、リードを付けて散歩するのが好きだったり、ボールやおもちゃの「取ってこい」を覚えたりするなど、どこか犬っぽい性格です。

ボンベイの飼い方

食欲旺盛なので、十分運動させるようにしましょう。短毛種であり抜け毛の量もそこまで多くはありません。しかし成猫になってからいきなりブラシを当てると驚いて逃げ出す子もいますので、子猫の頃から慣れさせておく意味でも1日1回ブラッシングを行いましょう。あまり構わなかったり放置する時間が長くなると、飼い主の気を引くためにさまざまないたずらをすることもあります。毎日積極的にコミュニケーションの時間を確保しましょう。

ボンベイの歴史・起源・生態

原産地はアメリカです。バーミーズとアメリカンショートヘアを交配して作出されました。元々黒豹のような猫を目指して改良されたこともあり、黒豹の生息地であるインドの都市ボンベイにちなんで名付けられました。CFA(各種血統猫の健康促進を最大の目的とした、世界最大の愛猫協会)には1976年に、TICA(キャットショー公認機関であり、純血種および家庭猫の世界最大の血統登録機関)には1979年に品種として認定されました。

ボンベイの気を付けたい病気

異物誤飲、猫風邪、尿石症、肥大型心筋症、慢性腎臓病

ボンベイの一口メモ

ボンベイの子猫の相場価格は2022年現在25万円~です。珍しい猫種のため、取り扱うブリーダーも少なく、ペットショップでもなかなか見かけることが出来ません。子猫の様子を直接自分の目で確かめてからお迎えしたい、という強い要望がある場合には、他県に遠征する覚悟も必要かもしれません。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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